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2007.02.26

続・欧州選手権データ

前回に引き続き欧州選手権のデータ分析結果がアップされました。
なおデータは、決勝ラウンド14試合を集計したものです。

1.アクション分析結果
この分析でアクションとされるのは、「シュート」「退水」「ペナルティ」「ターンオーバー」「オフェンスファウル」の5項目です。1試合平均103回のアクションが行われ、それぞれ「シュート(53.6)」「退水(18.9)」「ペナルティ(1.4)」「ターンオーバー(20.7)」「オフェンスファウル(8.2)」でした。この内、退水、ペナルティ、オフェンスファウルは審判の笛によるもので、28.5回(27.7%)でした。

2.シュート分析結果(カッコ内に国内全国大会との比較)
・1試合で54.7本のシュート、19.6のゴール、成功率は35.8%(これは国内試合と同等か少し低い)
・退水時だけで17.7本のシュート、8.4のゴール、成功率は47.5%(成功率は少し高めであるが、シュートとゴール数はかなり多い)
・6対6のセット攻撃(ミドル)で20.6本のシュート、4.4のゴール(ほぼ国内と同数です)
・カウンターで6.7本のシュート、2.4のゴール(国内データは少し幅があったのですが、ほぼ同数)
・フローターで4.7本のシュート、1.9のゴール(国内の方が多い)
・5mシュートで2.4本のシュート、0.9のゴール(シュート数は同数であるがゴール数が国内が少ない)
・ドライブで1.1本のシュート、0.4のゴール(国内がシュート数、ゴール数とも倍以上)
ちなみに国内との比較に統計処理はしておらず、あくまで感覚です。

コメント
・退水時攻撃は、最も成功率の高い攻撃である
・ドライブ攻撃の成功率は低く、あまり実行しない攻撃である
・カウンター攻撃は、フローター攻撃より多く6対6のセット攻撃より少ない
・5mシュートは総数に関しては多くないので重要ではないが、6対6セット時ミドルシュートより成功率は高い
(続く)

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2007.02.16

欧州選手権のオメガ分析

昨年9月に行われた欧州選手権の分析が行われています。新しく改正されたFINAルールがどのように影響を及ぼしているかを、アテネ五輪との比較で見ようというものですが、waterpolonline.comのサイトに5-6位決定戦のサンプルデータがでています。(イタリア語と英語)
前から言われているフローターのデータが注目です。21得点のうち5点はフローターによるものですし、退水誘発にしては25本中20本がフローターによるものです。コーチ研修会でも話題に上げさせていただいた、ボールがフローターにない状況での退水も20本中9本ありました。退水後のシュート決定率は、ギリシャが悪かったため29%と低めです。
もうひとつ面白いデータは、30秒の使い方です。セット攻撃においては、ボールを回してフローターにボールを入れて、シュートを撃つまでが平均18秒、ボールが入る入らないに関わらずフローターで退水になるのが19秒、おそらくフローターにボールが入らず、外郭から撃つ場合が25秒という結果がでています。もう少し流れを詳しく見たいところですが、これらと比較するとどうも国内の分析では、セットするまでに時間がかかりすぎて、フローターへの有効なボールインの時間確保や外郭でのパス回しができていない様子でした。つまり、守ってから攻めるまでの移行がスムーズにできておらず、実攻撃時間を確保できていないのではないかということです。
30秒という攻撃時間の移行は、レベルの高い試合ではスピーディーな展開を行わせることにつながっているのかもしれませんが、泳力が十分でないレベルにはハードで、見ているほうにとっても十分で効果的なセット攻撃が行われていないような気がします。
この分析、もう少し詳しく見てみたいと思います。

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2007.02.08

訃報

長きに渡り、高体連水球専門部長を務められました田島正先生がお亡くなりになられました。
インターハイや国体では、ゲーム分析や戦評でいつも励ましのお言葉を頂いていました。
ご冥福をお祈りいたします。

通夜 2月9日(金)18時
葬儀 2月10日(土)13時
場所 日典ラサ赤城野
   前橋市下沖町107-4
   027-235-4499

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男子代表監督宮崎氏に決定

表記の記事、「くまにち.com」に掲載されました。

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