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2010.06.02

ワールドリーグを振り返って

ワールドリーグは残念ながら4位に終わってしまった日本。大阪ラウンドの一部と天津ラウンドをビデオ撮りをしながらみて、上位3チームの特徴をまとめてみました。
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<オーストラリア>
近年世界でもベスト8に入る実力をつけている。今回の両ラウンドメンバーは、決してベストメンバーではない。オーストラリアは、ワールドリーグ本戦に照準を合わせているようで、メンバーは若手が中心であった。
その若手を経験させながらも、1位通過は実力の証明。全員でガンガン泳ぎ、体格を生かし激しく攻撃してくる。フローターは今回若手でそれ程うまくなかったが、それでも豪快。退水ゾーンでは、パス回しでディフェンスを崩すというより、ディフェンスの当たりが甘かったり、コースが空いていたら、サム・マグレガーらどんどんシュートを打ってきた。日本選手もこれぐらい当たっていれば大丈夫という感覚が通じず、かなり遠くからハンドアップの上を抜かれることが多かった。
日本は天津ラウンドでは、オーストラリアが少し選手層を落としてきたところで、かみ合い始め猛追。ラスト数秒の退水攻撃で決めれば同点、ペナルティ合戦ということろまで追い詰めたのは評価できるところ。
また、1日1試合というスケジュールの中、パフォーマンスが低下しないよう、試合で戦いながらもトレーニングをかなり行なっていた。
1st:JPN,11(1,3,3,4)-AUS,16(3,6,3,4)
2nd:AUS,9(3,2,3,1)-JPN,8(1,2,3,2)

<中国>
ベテランのフローターと、豪快なミドルシューターでフローターバックの2人が昔からの中心。大阪ラウンドはフローターにだいぶやられてしまったが、天津ラウンドは押さえることができた。しかし、前半から複数のミドルシューターに調子づかれ、引き離されてしまった。しかし後半は退水誘発からの攻撃で、オーストラリア戦で悪かった部分をうまく修正して猛追をみせた。
体格は、縦も横も日本選手よりかなり大きい。しかし、スピードでは日本のほうが勝っている。フローターは組織力で守れるとして、あとは日本では撃たれることのない位置からのミドルシュートを防ぐことが課題か。これには、外国人選手との対戦や国内でもミドルシュート強化に取り組むことでディフェンス力も向上させることが必要か。
アジア大会では再び対戦することがあるはず。
1st:JPN,5(2,0,1,2)-CHN,9(4,2,2,1)
2nd:CHN,12(2,5,2,3)-JPN,11(0,2,4,5)
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<カザフスタン>
1994年のアジア大会では歯も立たなかった相手。近年では、勝ったり負けたりするように力の差はなくなった。日本よりも水球人口は少ないので、選手層は薄いはず。しかしカザフには、大会毎に数名のロシアのベテラン選手が国籍変更で流れてきている。今回も大阪ラウンドにはビザの関係で来ていなかった選手が、天津ラウンドは2名加わり、プレーが大変円熟味を帯びていた。フローターこそ大柄な若手で激しく動き回るだけが特徴であったが、激しく競り合ってポジションを取らせないフローターバック、外周のベテラン選手の華麗なハンドリングから撃たれるシュート、左利きの選手が隙を狙ってドライブするプレー、時折みせるずるがしこいプレーは、オーストラリアや中国とは異質であった。
オーストラリアと中国を苦しめたものの、集中力は最後まで続かず上位2チームには両ラウンドとも敗退。
天津ラウンドの対日本戦はみることができなかったが、1ピリで試合を決められてしまったようだ。
1st:JPN,7(0,3,2,2)-KAZ,6(1,1,2,2)
2nd:KAZ,11(5,2,3,1)-JPN,8(0,2,3,3)

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